February 16, 2007
Um〜♪ダノン♪
ダノンが06年度の決算を発表しました。暫く120ユーロの壁の前に足踏み状態であった株価も今日の好決算を受けて、125.7ユーロ(前日比+4.58%)でユーロネクストパリ市場は引けました。
NIKKEI NETの記事を引用すると。
仏ダノン、06年は実質増収増益
【パリ=安藤淳】仏食品大手ダノンが15日に発表した2006年12月期の純利益は前の期に比べ7.6%減の13億5300万ユーロ(約2100億円)だった。期中に売却したソース事業を除く継続事業ベースでは、11億9400万ユーロと15.8%増え、実質的に増益だった。売上高は140億7300万ユーロで、伸び率は8.1%。欧州の売り上げ回復と中国などアジアの急伸が寄与した。07年も増収増益を見込む。
会見したリブー会長は日本市場について「ダノン製品は消費者ニーズに合っており投資する価値がある」と指摘。カルピス、味の素との共同出資会社の全株式を取得して設立する「ダノン・ジャパン」を通して、乳飲料の新製品を積極投入する考えを示した。
| KEY FIGURES (€ million) |
2005 |
2006 |
Growth |
| Net Sales |
13,024 |
14,073 |
+8.1% +9.7% [1] |
| Trading operating income |
1,738 |
1,914 |
+10.1% |
| Trading operating margin |
13.35% |
13.60% |
+25 bp +32 bp on like -for-like [1] |
| Underlying net income from continuing activities |
1,031 |
1,194 |
+15.8% |
| Underlying EPS fully diluted from continuing activities |
4.14€ |
4.88€ |
+17.9% |
| Net income attributable to the parent |
1,464 |
1,353 |
|
| Free Cash Flow [2] |
1,303 |
1,516 |
+16.4% |
[1] : on a like-for-like basis (at constant scope of consolidation and exchange rates)
[2] : Cash flow from operations less capital expenditures (net of disposals) and change in working capital
とのことで、アジア地域での事業強化を図っている効果が出てきているようです。これはエリア別の売上を見るとはっきりします。
| (€ million) |
FY 2005 |
FY 2006 |
Growth like-for-like |
| BY GEOGRAPHICAL AREA | |||
| Europe |
8,179 |
8,582 |
+ 5.1% |
| Asia |
2,235 |
2,429 |
+20.6% |
| Rest of World |
2,610 |
3,062 |
+16.0% |
| Group |
13,024 |
14,073 |
+ 9.7% |
アジア地域の売上伸び率は+20.6%となっており、前9ヶ月の伸び率と当四半期を比較してもさらに加速しています。
| €million) |
9 months |
4th quarter |
Full year |
| Europe |
+ 4.8% |
+ 6.2% |
+ 5.1% |
| Asia |
+18.5% |
+30.4% |
+20.6% |
| Rest of World |
+15.6% |
+17.2% |
+16.0% |
| Group |
+9.1% |
+11.5% |
+9.7% |
先日発表したカルピス味の素ダノン(CAD、東京・渋谷)の全株式をカルピスと味の素から取得し、ダノンジャパンとする件、アジア地域で乳製品事業を強化したいダノンと、非中核事業の切り離しを進めるカルピス、味の素両社の狙いが一致したとのことですが、もしかするとこれは今年にも解禁となる三角合併を可能とするためにダノンジャパンという100%子会社を受け皿として用意したのではないでしょうか。
ダノンはすでにヤクルト本社の20%を取得し、筆頭株主となっています。ヤクルトへの投資がダノンのアジア戦略上、どのような位置づけにあるのか判りませんが、ヤクルトを三角合併の手法でダノンジャパンが吸収合併、子会社化ということもあるかもしれません。
因みにダノンの時価総額は32,790百万ユーロで約5兆円超、一方、ヤクルトは約6,400億円です。余裕です。
妄想です。気にしないでください。。
トラックバックURL
トラックバック一覧
コメント一覧
最近決算発表が集中しているのと、本業の忙しさなどで、全てをすぐにフォローできないので助かりました。
株価が跳ねているので、好決算だったのだろうとは思っていました。(^^)
昨日のグーグルファイナンスではニュースのリンクが出なかったようでした。
ダノンの三角合併の件、あり得る話ですね。
最近、スティールパートナーズなどの外資系ファンドがいろいろと食品会社にちょっかいを出していますが、もしかしたら本命は外国の食品企業で、それに向けて鞘を抜くための仕込みかもしれませんね。
ヤクルトなどウォッチしてみましょうか。
米系ではクラフトフーズ(アルトリアグループ?)ですよね、多分。
ヤクルトは確かに面白いと思います。
独自のノウハウもありますしね。
Gabbianoさんの言うとおり、外資系ファンドの後ろには大手企業がいるような気がします。サッポロビールも実はバドワイザーに狙われてるのかもしれませんしね。
ヤクルト-ダノンの線は暫くは提携関係が保たれるようです。どうも調べてみると以前にダノンが買収を画策したようですが、20%の持分で暫くはとどめ、実質的な支配権を握る33.33%への引き上げは当面行わないということで合意しているみたいです。
金曜日に早々とヤクルトを仕込んでしまいましたが、ちょっとタイミングが悪い感じがしてます。
いずれにしても、この業界に限らず、今年5月解禁の三角合併関連は要注目ですね。
ちなみに、私はヤクルト株は買っていません。
M&Aに関しては、結局のところ投資銀行が儲かると思うので、今からでもGSなどに投資しても遅くないかもしれませんね。
私もちょっと検討してみます。
